11 February 2023

銀塩時代の天体写真機材とデジタル時代の天体写真機材についての雑感

天体写真は、一般的な写真と違って普通に撮って出しではまともな写真になりません。これはデジタルになって余計にそうなったのかも知れないと感じます。 銀塩写真時代は、星をひたすら追いかける追尾するために赤道儀をコントロールして長時間露光していました。フィルムもそのために水素増感処理とかフィルム冷却カメラなどカメラも改造してフィルムが浮かないために、フィルム吸引改造などをしていました。後処理はDPEの湿式処理でこちらも時間がかかりましたが、化学処理なので一定の条件で処理すれば、そんなに変わるものでもありませんし、いじる範囲が限られていました。 それが、デジタルになると、撮影は量子収率が銀塩フィルムと違って劇的に改善したので、短時間露光でできるようになりました。それも結局クオリティを追求すると銀塩時代より総露出時間が長くなりました。それは多数枚を加算処理して重ねることがコンピュータ処理で可能になったからです。これが長時間露出へのこだわりに陥る理由です。このへんは機械任せでほっておくことができるので、色々と対策をしていれば、お金かければどうにかなるレベルになっている感が否めません。結局、財力勝負みたいなことになってきているように感じます。一番大きなのは結局いいカメラがないといけない。ここも大陸製のカメラが販売されてハードルが少し下がりましたが、いいものを追求すると結局同じ道をたどります。沼が深いですね。 デジタルになって赤道儀の精度をあまり言わない感じの方がいらっしゃいますが、実は解像度の高いデジタルでは短時間露光の長時間総露出になるので、実は赤道儀の質が画質に効いてきます。海外ではそのことに気づいたハイアマチュアの方は、15年以上前に一番普及していたLosmandyからAstroPhysicsへ移行した方が結構いました。理由はピリオディックモーションの大きさでした。最近はそれがダイレクトドライブのPlaneWaveへ移行している方が多い感じです。一方、欧州ではハンガリーやオランダのメーカーから廉価で高精度の追尾精度を有する赤道儀としてウオームギアを使わないフリクションホイール方式の赤道儀が販売されています。それにロータリーエンコーダーを使って高精度導入が可能である赤道儀が販売されています。特にオランダには搭載重量が大きいフリクションドライブ方式の赤道儀が大陸製に負けないくらいの値段の赤道儀が販売され、日本でも販売代理店ができています。今私が新たに観測所用に買うならこのメーカーの赤道儀にします。 追尾精度は最微等級に影響がでることが海外では知られています。しかし、偏西風帯にあるシーイングが大きな日本ではその影響を気づく人が少ないのだというのが背景にあると感じます。シーイングが悪い日本での都市伝説が、日本では25cmで十分というような話がありましたが、やはり天体写真は光を如何にあつめるかが勝負なので、結局は口径がものを言います。しかし体力と財力との兼ね合いで、25cmというのが実用上の限界と言えるかも知れません。この辺りの光学系の値段破壊をした大陸製の光学系の価格破壊はものすごく貢献していると思います。 赤道儀もこの25cmクラスを搭載できる追尾精度がいい赤道儀も大陸製のものが70万円くらいで買えるようになってきました。 問題は電子化が進んで、商品寿命がフィルム時代と違って長くないことが問題かも知れません。機械部分は長く使用できると思いますが、制御系の電子系部分が更新できないとこの趣味長くやれなくなったかなあと感じます。お金かかるなあ。

31 December 2022

藤井旭先生の訃報(12/28)

私が藤井旭先生の書籍で最初に買ったのが誠文堂新光社「天体写真の写し方」第4版でした。すでに当時第4版にもなっていたもので、小学生の私は何度も何度も読み込んだ本でした。 銀塩フィルムと小型カメラとの組み合わせで天体写真の撮影技術を広く普及させた功績は大きい方だと思います。 おそらくその影響があまりにも大きかったために今日の天文ガイドや星ナビが天体写真中心になってしまったのではないかというくらい絶大な影響をのこしたカリスマ天体写真家でした。 先生の生き方は普通のアマチュアからみたら本当に羨ましいくらいの機材と環境だったと思います。これもひとえに薄皮饅頭のおかげなのかと思います。 ご冥福をお祈りいたします。

03 November 2022

2022/11/8 皆既月食シミュレーション

2022/11/8 皆既月食シミュレーション

28 October 2022

グループ写真展開催のお知らせ2022年11月3日ー5日

202209vol7-cs5-1 昭和のカメラとレンズを使った機材で撮影されたグループ写真展を開催いたします。 私もその末席に入れさせていただきました。 お時間ある方はお越しください。

18 December 2021

M46 & M47 on 15 Dec., 2021

M46_20211215_rgb_stitch
M46 & M47 on 2021/12/15
Orion Optics UK AG16 Astrograph(D400mmF/3.8),
Moravian G4-16000 Large format Camera(CCD temp. -25deg.),
Baader Planetarium RGB fitres(50mmX50mm 3t),
Asko SX-260PW German Equatorial mount,
Auto-guided by G0-0300 camera through PENTAX 100SD-UF.
RGB Exp.10x60sec., respectively.
Preprocessing & Post processing by MSB ASTROART8
2 photos Mosaic Processing by MS-Image Composition Editor

05 December 2021

Comet Leonard(C/2021 A1) approached near Globular cluster M3 on 3 Dec., 2021

C2021a1_m3_20211203_190753_c_5x60smosaic
C/2021 A1(Leonard), 2021-12-03T19:07:57UT, Exp.5x60sec..
M3, 2021-12-03T19:00:59UT, Exp.5x60sec..
Orion Optics UK AG16 Astrograph(D400mmF/3.8),
Moravian G4-16000 Large format Camera,
Baader Planetarium C fitres(50mmX50mm 3t),
Asko SX-260PW German Equatorial mount,
Auto-guided by G0-0300 camera through PENTAX 100SD-UF.
2 photos Mosaic composition

05 October 2021

The outburst of 29P/Schwassmann-Wachmann

29p_0929_1001_1002movie
29P/Schwassmann-Wachmann on Sep. 29, Oct. 01 and Oct.02, 2021.
Exp. 5x60sec., respectively.
DATE/ 2021-09-28,16:42:23UT, 2021-10-01 18:28:38UT & 2021-10-02, 16:46:38UT
D400mm F/3.8 fl.1510mm Astrograph,
Moravian Instruments Inc., G4-16000 Cooled CCD camera(-20deg.),
Asko SX-260PW German equatorial mount(FS2 motor drive unit),
Auto-guided by Moravian G0-0300 through PENTAX 100SD-UF refractor.
29P/Schwassmann-Wachmann 周期彗星が久しぶりに11等級までアウトバーストしました。

06 August 2021

散光星雲 2題 2021/08/05撮影

Northamerican_20210805_124321_ha5x300s4x
北アメリカ星雲付近 LBN359 & LBN 343
Orion Optics UK AG16 Astrograph(D400mmF/3.8 f.l.=1510mm),
Haフィルター
Moravian Instruments G4-16000(CCD温度-15℃)
旭精光研究所SX-260PWドイツ式赤道儀
ペンタックス100SD-UF屈折+G0-0300ガイドカメラ
露出3x300秒+4×600秒

Vdb142_20210805_141446_ha_2x600sm
vdB142付近
Orion Optics UK AG16 Astrograph(D400mmF/3.8 f.l.=1510mm),
Ha filtre, Moravian G4-16000 CCD camera(CCD temp.-15deg.),
Asko SX-260PW mount, auto-guided by G0-0300 camera through PENTAX 100SD-UF refractor.,
露出2×600秒

久しぶりに星で光軸修正しました。周辺までバッチリ合いました。これでも実はまだ十分に追い込めていません。

05 August 2021

冥王星の1日の移動

Pluto_2021080304motion
冥王星の1日の移動
2021/08/03 13:04:46UT & 2021/08/04 13:23:38UT
Orion Optics UK AG16(D400mm f/l/=1510mm F/3.8)Astrograph,
Clear filtre
Moravian Instruments Inc. G4-16000 camera(CCD temp.-15deg.)
Asko SX-260PW German equatorial mount(FS-2 motor drive),
Auto-guided by Moravian G0-0300 camera through PENTAX 100SD-UF refractor.

18 June 2021

夏の大三角

Summertriangleus
夏の大三角
2021/06/17 15:16~15:30UT
Fujifilm X-E3(ISO800),
SUPER EBC XF 18-55mm 1:2.8-4 R LM OIS(18mmF4)
露出 10✕65秒
アスコSX-260PW赤道儀
自宅観測所にて撮影
ライトフレームのみから画像処理 
すべてRAWからMSB社ASTROART7SP6にて処理Crop処理済
RAF形式をσクリッピング加算処理(ノイズ除去設定)後、FITS保存。ホワイトバランス処理、階調調整、カラーバランス処理、グラジエント処理による光害かぶり処理、周辺減光部分はCrop処理 階調拡張処理、デジタル現像処理後、アンシャープマスク処理、 JPEG保存

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