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15 February 2005

オリジナル無臭非硬膜迅速定着液処方への挑戦

コダックのF-24という無臭定着液の処方はどの教科書にもよく
出ている。
PMKを始めとするPyro現像液にはアルカリ定着液が考えら
れて、広く使われている。
MACOのNeutral FixerやFine Art Photo SupplyのT-Grain
Fixerと呼ばれる一連の匂わない処方を用いた定着液が海外では
発売されている。このことは恥ずかしながら最近知ったのでした。
これらの処方は公開されていないので、そこで、インターネット
で調ると、いくつかヒントになるMSDSやら処方の断片が出てきた。
それを元に入手が簡単な試薬で調合できないか検討してみたのが、
この処方である。
2倍濃縮液で作成したが、この状態でほとんど匂わない。
問題は使用時に2倍してどのくらい匂うかが今後の課題です。
かなり食塩の濃度が高いので、濃縮液を作るのはこのレベルが限度
のようである。
まだ、実際に現像したわけではないので、どのくらい使えるかテスト
してからでないと正式リリースできないので、私が試してから正式
公開したいので、あくまで実験中の処方ということで紹介しておく。
これがうまく行くとお座敷暗室で、課題となっていた匂いの問題が
解決しそうです。停止液がすでにクエン酸系停止液を使っていますが、
定着液がアンモニア臭いのでどうないかならないかと思っていました
が、うまく行くとこれに変えようかと思っています。
でも、調合が面倒ですね。

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