引伸機のピント調整機構が壊れた
前回暗室作業していた時は辛うじて調子が悪いながらも、引伸機の
ピント調整機構が動いた。
しかし、先週末やった時には全く途中で動かなくなり、ピントノブ
を動かしていたら、中で変な音がして、ノブが急に力がなくなり、
中から金属の異音が。。。。。。
しかも、外すとボックスの中からカラカラと部品が動き回る音が、
それに加えて、外れたパーツが隙間から見えるぞ。
ということで、結局引伸ヘッドの解体となり、図面とにらめっこ。
構造を理解して、シャフト周りを見ると、シャフトを抑えている
フリクションのローラーをピントノブのシャフトに止める2個所の
6角レンチボルトが単に緩んでいたことによるものであった。
写真上にその様子を示したが、ローラーがシャフトから見事に右に
この場合ずれている。それで、シャフトにネジが本来止まっている
部分が剥き出しになっていた。
これが動いてしまうと、フリクションを掛けている板バネが、取れ
てしまい、中でことごとくばらばらになるという何とも単純な構造
であった。
下が組み上がった時の写真で、このあと蓋をしておしまい。
そのあと、引伸機の軸出しをとりあえず行ったが、最終調整は時間
を掛けて追い込もうかと思う。
今回のような場合、自力で比較的簡単に修理が出来るようにユーザー
に図面が公開されているUSA魂を感じた次第です。
USAでは結構簡単な修理は自分でやれるように、メーカーも考えてい
て情報公開が進んでいることがある。
今回恐らく輸入した時に、振動でネジが緩んでいて、それが何時の
間にかというかついに外れて、操作不能に陥ったものである。
振動というものは以外に落とし穴で、ねじの緩みの要因の大多数は
振動によることが多い。昔、理科の教材で、振動を回転運動に変える
のがあったが、まさにこれが起きたのだと思った。
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