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15 March 2005

引伸機のピント調整機構が壊れた


前回暗室作業していた時は辛うじて調子が悪いながらも、引伸機の
ピント調整機構が動いた。
しかし、先週末やった時には全く途中で動かなくなり、ピントノブ
を動かしていたら、中で変な音がして、ノブが急に力がなくなり、
中から金属の異音が。。。。。。
しかも、外すとボックスの中からカラカラと部品が動き回る音が、
それに加えて、外れたパーツが隙間から見えるぞ。
ということで、結局引伸ヘッドの解体となり、図面とにらめっこ。
構造を理解して、シャフト周りを見ると、シャフトを抑えている
フリクションのローラーをピントノブのシャフトに止める2個所の
6角レンチボルトが単に緩んでいたことによるものであった。
写真上にその様子を示したが、ローラーがシャフトから見事に右に
この場合ずれている。それで、シャフトにネジが本来止まっている
部分が剥き出しになっていた。
これが動いてしまうと、フリクションを掛けている板バネが、取れ
てしまい、中でことごとくばらばらになるという何とも単純な構造
であった。
下が組み上がった時の写真で、このあと蓋をしておしまい。
そのあと、引伸機の軸出しをとりあえず行ったが、最終調整は時間
を掛けて追い込もうかと思う。
今回のような場合、自力で比較的簡単に修理が出来るようにユーザー
に図面が公開されているUSA魂を感じた次第です。
USAでは結構簡単な修理は自分でやれるように、メーカーも考えてい
て情報公開が進んでいることがある。
今回恐らく輸入した時に、振動でネジが緩んでいて、それが何時の
間にかというかついに外れて、操作不能に陥ったものである。
振動というものは以外に落とし穴で、ねじの緩みの要因の大多数は
振動によることが多い。昔、理科の教材で、振動を回転運動に変える
のがあったが、まさにこれが起きたのだと思った。

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