久々の*istDよる星雲撮影
夜空が綺麗な空を示す状態になってきた。
本当に久々の週末の晩の快晴(快星)である。
これはもう眠くても夏休み前に買い換えた赤
道儀架台の課題を解決しなくてはならない(^^。
ということで赤道儀の特性試験を兼ねて*istD
にて撮影を自宅で行ってみた。
自宅の空は、4等星が見える程度の空である。
東京よりは大分暗いので、それなりに自宅でも
星が見える。まあ、奥日光と比べたら雲泥の差
ではあるは、移動時間を考えると自宅でできる
かどうかも含めてのテストであった。
結果からいうと、今回の成果はいろいろとあった。
現在のシステムは、昨年入手したMeade社の
シュミットニュートン望遠鏡SN-10(LXD-55シリーズ)
の鏡筒をEM-200Bに載せていたのであるが、如
何せん非力で、世界中のサイトを見るとやはり
LosmandyのG-11赤道儀に載せている事例が
多いことがわかり、精度や自動導入化や移動
で使える最大積載量の赤道儀で廉価ということ
でこの赤道儀を入れた。結果として、大正解で
あったのはいうまでもなく、EM-200はさっさと
下取りに出してしまえばよかったと今でも後悔
している。やっぱり、T製作所の赤道儀はコスト
パフォーマンスがいまいちで精度がよくない。
今回、SN-10用に先日個人輸入したAstroZap
社SN-10用アルミフードに自作ヒーターを組込
んだ露除けシステムの効果の確認、ST-4に
よる自動ガイド条件の探索の2点がテスト項目
であった。
当日の最低気温は9℃代であったが、そんな
に湿度は高くなかった。
しかし、屋外の車のフロントガラスは露でびっしょり
と濡れていた。自作露除けヒーターシステムは
一応機能しているようで、SN-10のシュミット補正板は全く
露に濡れずに一晩がんばってくれた(^o^)。
ST-4は、ガイド鏡にFC-60Specialを使って
いるのであるが、今までST-4で自動ガイド
がうまく行かなかった。その主な原因は、鏡筒
ホルダーの強度不足が原因であった。これは、
誠報社オリジナルのユニバーサル鏡筒バンドに
変更し解決した。それでもうまく行かないのは、
ST-4のパラメータの設定不良が考えられた。
先人のサイトを調べるとさすが世界中にユーザ
ーがいるG-11である。ST-4の参考パラメー
タも出ているサイトがいくつか見つかった。
その値を参考に設定して、テストをしたがうまく
いかない。もしかして焦点距離が足りないのか
と思って、思い切ってFC-60に2倍バローレン
ズを付けて焦点距離1000mmにしてみた。
するとうまくいくことがわかった。結局今まで
これでうまく行かなかったという次第である。
つまり、このシステムは観測所にあるAskoの
SX-260PMW赤道儀と同じ結果であり、
G-11赤道儀の優秀を実感した。
観測所も25cm反射であるが、これで移動式で
も25cmを使える。
今回のテスト撮影で得られた画像を参考に載
せておく。気温が下がったせいで、*istDでも
かなりノイズが減った写真が得られるようになった
季節を実感した。また、今回からStellaImageV5
でベイヤー配列のままRAWファイルから読み出
せるので、これを使ってダークノイズとホットピク
セルを除去できるのでかなり画質が改善できた。
M42 & M43
25h09m, Nov.12, 2005.
Meade Schmidt-Newtonian D254mmFL1016mm(F4.0)
PENTAX *istD(ISO200, Auto White Blanance, RAW mode)
Exposure 200sec. X 3 frames, Stella Image Ver.5.0にて処理後
Photoshopにてアンシャープマスク処理
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