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20 January 2006

konicaminoltaの火がついに

minoltaAL-E2-S
 1/19ついにこのような衝撃が走る発表があるとは思いもよらなかった。
まあ、縮小の発表があったので、こうなる日がいつかはくるとは思っていたが意外と早かった。
 Konicaとminoltaが合併したあとにM&A関係の本をちょうど読んだことがあった。その本には悪い合併の例として、konicaminoltaが出ていた。まあ、その本に書いてあったことは、合併に伴う諸問題が書いてあったのだが、私でさえその本の書いてあることは全くその通りだと納得してしまうことばかりで、こうなることを予想していた。もうかなり前のことである。konicaminoltaはその本の通りに結局銀塩関係およびカメラ光学関係から撤退ということになったのである。
 konicaminoltaの前身である両社は、それぞれ戦前からある感材および光学関係では老舗中の老舗なのである。コニカの更に前身である小西六その前の六桜社は日本最古のカメラおよび感材メーカーだったわけで、コダックより歴史のある会社である。ちなみに富士写真フィルムは大日本セルロース、現ダイセル化学の子会社だったので歴史をコニカと比べたら全然歴史的重みが違うのである。
 日本の写真産業の草創期を作った会社が、写真関連事業から撤退するのは何とも凄い時代になったというのが今回の実感である。
 コニカはやはり一眼レフカメラからの撤退とフィルム関連事業が富士と大きく離されていたから、競争力の点からいうとどうしようもなかったのも事実である。これはAGFAとある意味似ている状況であり、これだけデジタル化が進むと何ともし難い状況であったのは否めない。やはり、個人的にも性能がいまいち富士やコダックに及ばない点が多く、ユーザーの信頼を得なかったので仕方ないだろう。
 ミノルタもAF一眼レフのパイオニアではあったが、急速にその地位が下落の一途をたどってしまった。この要因は、やはりプロ向け機種を持たなかったことが主要因ではないかと思っている。信頼性とブランド価値との両立に失敗したからだろう。このことは私が主力に使ってきたペンタックスにもいえることで、次はペンタックスの可能性が非常に高い。プロ向け仕様がない会社はいずれなくなるという教訓ではないかと思う。
 話は逸れるが、京セラがカメラから撤退したのとは大きく理由が異なると感じている。京セラの場合はツアイスブランドにあぐらをかいて、ブランドに見合う品質を維持できるだけの生産ができていなかったのだから仕方あるまい。
 その点、このコニカとミノルタという2つの会社は非常にまじめな会社で、製品もしっかりしていたし、品質もよかった。おまけにユーザーサポートもよく古い製品でもどちらも修理をしていた会社である。M&A本にその点も駄目になる要因と書いてあり、ユーザーにあまりにも印象がいいサービスを提供するとコストが高くなると書いてあったが、まさにその点も体力を奪う要因の1つであったと思う。
 konicaminoltからデジタルSLRが出るのが遅くなった要因は、合併以前からミノルタのコンパクトデジタルカメラのほとんどはコニカで開発していた。ですからOEMだったわけです。力をいれて開発していなかったとのではと今考えるとそう感じずにはいられない。
 1980年代後半にソニーからマビカという当時は電子スチルカメラと読んでいたFDに記録するアナログ方式の電子カメラが出てた時に、富士フィルムとかコダックはいち早く銀塩フィルムがなくなると感じ、そのやばさをかなり感じ取っていた。それで現在では両社ともにCCDの撮像素子を自社で作れるようになっている。いつか銀塩がなくなったときにも対応できるように準備していたわけである。今から大体20年くらい前の話である。
コニカの場合は、そのあたりの対応が遅れていたわけである。これはAGFAも同じである。先を見た先行投資ができていなかったので、なくなって当然といえば当然である。キーになる撮像素子がフィルムの代わりになるわけであるから、キー技術を取り込まなければ存続できないのは当たり前なのかも知れない。
 その点、キーになる電子部品も自社でかなり前から賄ってきたCanonがここに来て圧倒的に優位に立っている理由は明らかなのである。そういう意味ではブランド力のあるNikonもそのうちなくなるかも知れない。
 それにしても、同じ日に全く逆の声明文?が富士写真フィルムから出ました。銀塩は継続ということです。
http://fujifilm.jp/information/20060119/index.html
 何とも頼もしい限りです。

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