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August 2006

29 August 2006

M15

M15はぺガスス座の首の口先にある球状星団であるが、この球状星団に惑星状星雲があるのは意外と知られていない。
この惑星状星雲を見るのは意外と大変であるのだが、最近はCCDカメラのおかげで撮る気になればアマチュアでもその存在はわかる。
詳しくはこちらのハッブルスペーステレスコープのサイトを見てほしい。
ちなみに、このM15以外でがM22が惑星状星雲が星団の中にある球状星団があることが知られていてる。
惑星状星雲は色々な形があり、私は夜空に輝くクラゲのような天体のような気がしてならない。
最後に、色々な惑星状星雲の写真を集めたサイトを紹介しておく。

27 August 2006

天体用の焦点合わせ装置商品

 昨日アメリカのアマチュア天文雑誌であるAstronomyの10月号が手元に届いた。
太陽系外惑星に関する特集が読み応えがある。その記事の中に銀河系内の惑星を持っている可能性が高い星のビジュアルな図が特に見応えがある。

 新製品紹介コーナーで、Clementfocuserという気になるものが出ていた。こんな構造のフォーカサーがあるのにはびっくりした。なかなか面白い構造だ。まあ、このコーナーで知るガレージメーカーの製品が多いのだが、先日もうすでにフォーカサーは買ってしまったので、今回の製品は記憶に留めるだけになりそうだ。
このフォーカサーは、とにかく設置体積というか大きく嵩張る欠点があるが、構造的には大変しっかりしていそうである。ただし、平行度の精度が疑問だ。

それよりも、このホームページから気になる商品のリンクがされている。
Robofocusという汎用の電動フォーカス装置だ。カメラのレンズのピントリングもパソコンコントロールへとすることが可能で、精密ピント調整をすることができる。画像解析からピントの最適化をするシステムと組み合わせると気軽に最適ピントが得られる汎用システムが出来上がる。

ピント解析ソフトのひとつとしてFocusMaxというのがある。

日本でもすでに使っている人がいらっしゃいました。その方の作品はそういえば、AstroArtsの投稿画像に出ていした。ちなみに、ペンタックスのレンズが使われています(^^)。

 大分前に大型のCCD素子のことをここで書いたが、久々にフェアチャイルドのHPを見てみた。世界最大の面積を有するCCD素子の冷却CCDカメラが同社から出ているのを見つけた。名称はPeregrine486という。スペックは61mm×61mm(4196×4196pixel:16Mpixel)のCCDセンサーが使われている。
画素サイズは15μm角で、かなり大きな面積であることから高感度なのがわかる。
値段は一体いくらなのだろうか?
 作例として生物関係~天文関係が出ているが、根こそぎ新天体を発見しているNEATの主力カメラが、実はこれだったのだ。通りでね。しかもこれを3連カメラで搭載しているのがだから驚くべき撮影エリアである。
ほかにフェアチャイルド社のCCDカメラはNASA/JPLの観測衛星の搭載カメラとして使われているのがこのHPの情報からよくわかった。

24 August 2006

冥王星が惑星ではなくなった日

ついに冥王星が太陽系の惑星から外された。
ここ数年議論されてきた惑星の定義の見直しが決まった記念すべき?日に、本日2006/8/24は歴史的な日になった。


      国際天文学連合決議:太陽系における惑星の定義

 現代の観測によって惑星系に関する我々の理解は変わりつつあり、我々が用いている天体の名称に新しい理解を反映することが重要となってきた。このことは特に「惑星」に当てはまる。「惑星」という名前は、もともとは天球上をさまようように動く光の点という特徴だけから「惑う星」を意味して使われた。近年相次ぐ発見により、我々は、現在までに得られた科学的な情報に基づいて惑星の新しい定義をすることとした。

*決議 5A
 国際天文学連合はここに、我々の太陽系に属する惑星及びその他の天体に対して以下の3つの明確な種別を定義する:

(1) 太陽系の惑星(注1)とは、(a) 太陽の周りを回り、(b)十分大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し、(c) その軌道の近くで他の天体を掃き散らしてしまっている天体である。

(2) 太陽系の dwarf planet とは、(a) 太陽の周りを回り、(b)十分大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し(注2)、(c) その軌道の近くで他の天体を掃き散らしていない天体であり、(d)衛星でない天体である。

(3) 太陽の周りを公転する上記以外の他のすべての天体(注3)は、Small Solar System Bodies と総称する。

注1: 8つの惑星とは、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星である。
注2:基準ぎりぎりの所にある天体を dwarf planet とするか他の種別にするかを決めるIAUの手続きが制定されることになる。
注3:これらの天体は、小惑星、ほとんどのトランスネプチュニアン天体(訳注1)、彗星、他の小天体を含む。

*決議 5B
 5Aの決議の(1)の”惑星”の前に"classical"を挿入する。つまり、(1) 太陽系の classical planet (注1)と、、、、、以下同じ。 また注1: 8つの classical planet とは、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星である。


*冥王星についての決議 6A
 国際天文学連合はさらに以下の決議をする:
  冥王星は上記の定義によって dwarf planet であり、トランスネプチュニアン天体の新しい種族の典型例として認識する。

*冥王星についての決議 6B
 6Aの決議に加えて、次の一文を入れる。
  この種族を plutonian objects と呼ぶ。


結局5Aが採択され、5Bは否決。6Aが採択されたことになる。

つまり、可決された定義は、「太陽系惑星を(1)自らの重力で球状となる(2)太陽を周回する(3)軌道周辺で、圧倒的に支配的な天体」と定義した。つまり、水星から海王星までの八つが惑星となる。軌道周辺に同規模の天体があり、3番目の条件を満たさない冥王星は、惑星から外れた。
 
 冥王星には、カロンと言う大きな衛星があることが冥王星の運命を変えたことになる。それとEKBOと呼ばれる一連の冥王星の外の軌道にある冥王星より大きな小惑星天体がどんどん見つかったことがこの定義の背景にはある。

 アメリカへの配慮から、冥王星を惑星として存続させる主張も根強くあったが、水星から海王星までの八つを「古典的惑星」とし、その一方で、自らの重力で球状となるが、軌道周辺で圧倒的ではない天体を惑星の一種の「矮惑星」と位置づけることで、冥王星を惑星の地位にとどめる対案も提出されたが、否決された。まあ、本当にアメリカは勝手です。

 また、惑星の定義案とは別に(1)冥王星を海王星以遠にある天体群の典型例と位置づける(2)その新天体群の名称を「冥王星系天体 plutonian objects 」と呼ぶの2案も合わせて採決した。

18 August 2006

8月18日の太陽面

200608181s
太陽面2006年8月18日

久々に太陽の撮影をしてみた。というのはネットで久々に比較的大きな黒点が出ていると言うことで撮影してみた。

14 August 2006

8/14 夏の晩の空

 8月14日はどこの工場も夏休みで操業していないのだろうか?
 今年の夏は意外と暑くなっていない。夜になるとこちらでは冷房が要らないくらい清清しい風が流れている。そんな中漸く今晩は星空が自宅でも見られるような雲ひとつない夜空を迎えた。

20060814_milkyway_s_1
Milkyway

21h10m,2006, Canon EOS-20Da(ISO400), Sigma 30mmF1.4DCEX(F2.0), 40sec.exp. X3 frames, Goto Mark-X





20060814moon_s


PENTAX *istD(ISO400)
Ultra achromatic Takumar 300mmF5.6, 2X リヤコン



月が上がってきたら、夜空が急に明るくなってきた。それにしてもすっきりした月夜となった。偶然月を見ていたら、ペルセウス座流星群の流星を見ることができた。


04 August 2006

Barnard彗星(177P)を捉えた

P177_20060803_caption
2006年6月23日、リンカーン研究所の地球接近小惑星サーベイプロジェクト(LINEAR)がへびつかい座に17等級の小惑星状の天体を捉えた。その後の観測からこの小惑星状の天体は、彗星と判り仮符号 P/2006 M3 が与えられた。その後観測値から計算で、117年前にバーナード(バーナード星やオリオン座のバーナード・ループとして知れている)が発見した彗星である C/1889 M1 と同定された。なんと行方不明になってから実に117年ぶりの検出となった。この結果、 軌道が確定されたことから177P/Barnard (バーナード第二)周期彗星と呼ばれることになったものである。
ということで、8/2の昨日も狙ってみたのだが、薄雲がありあまり芳しい結果ではなかった。
そこで本日8/3もトライしてみた。最初の撮影時刻である22時過ぎはちょうど運が悪くTYC 25931511(9.4等星)と彗星が重なってしまっている時刻であった。40分後にもう一度撮影をして移動を確認した。撮影機材は、いつもの組み合わせである五島光学研究所製Mark-X赤道儀にCanonEOS-20Da+SMC PENTAX 1:2.5/200(F2.5)40秒露出3枚加算平均処理したものを反転処理して、コントラスト調整、ガンマ調整したものである。彗星自身の明るさは13等代である。

01 August 2006

久々の暗い空を堪能

 7/30まだ梅雨が明けていない異常気象となり、すでに予約していた田舎宿「ありが」への道のりがやや重かったが、観望を主目的にした今回の星見の旅であり、機材はほとんどカメラだけという感じで10時に出発した。
 日頃は天体写真派の私であるが、今回は連れと一緒の小旅行なので観望を中心としたのだ。田舎宿「ありが」さんは、天文ガイドにも広告が出ているので同じ天文趣味方面の人には多少知られている民宿なので、ご存知の方も多かろう。実はこちらの宿のご主人も管理メンバーになっている地区共同の公共観測所があるのだ。そちらの30cm望遠鏡を使って夏の星雲星団を観るのが、今回の旅行の主目的である。
 宿に向かう前に、駒止峠の様子を見てきた。どこが頂上だったかわからず通過してしまったので、うっかり写真をどこも撮らずに降りてきてしまった。雑誌に出ているほど、観測に適したロケーションがないというのが印象だ。
 今年は本当に異常気象で、東北は未だ梅雨が明けていないが、7/30の晩は夕方になると日頃の行いがいいせいか(笑)、快晴の星空がお出迎えしてくれた(^o^)v。宿自慢の中華フルコースを堪能して、いざ出発となった。
 観測所のある地区は、昨年月刊天文の観測地の場所として、駒止峠(コマドトウゲ)が出ていたが、その麓の地域だ。この記事が実は気になっていて、そういえば、この辺りに☆関係の宿があったのを思い出したのである。案の定、その取材時に宿泊したのがここの宿だそうだ。
 この取材記事にあるようにこの地区は、山の向こう側が尾瀬であるので、かなり空が暗い地域なのである。宿の場所でもはっきり言ってよく行く奥日光よりコントラストが高く、バックが暗い空である。そのため、天の川が非常に濃く見える。これなら乗鞍岳までは到達できない空であるが、ほとんどそれに近い空である木曾御岳山のスキー場駐車場並みの星空のレベルであることは間違いなので非常に暗い空だ。是非また行きたい地区であることは間違いない。
Imgp1073_75_s




 はくちょう座付近(写真1)は、*istD(ISO400)+FA35/2AL(F2)30秒×2枚加算処理で、レベル調整したもの。
Imgp1072_s



わし座からいるか座付近(写真2)は、*istD(ISO400)+FA35/2AL(F2)30秒をレベル調整したもの。最後は宿の庭から見たいて座方向


Imgp1080_s




(写真3)で写真2と同じ処理である。いずれも宿の庭から撮ったものであるが、観測所で夜10時くらいから曇られて戻ってきたあとに、宿の庭先で雲間から撮影したもので、決して条件はよくないものである。

 観望した主な天体は、木星,M8,M10,M11、M12,M13,M14,M17,M20,M22,M27,M57,M4,M101などである。

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