PENTAX K10D
ついにPENTAX K10Dが発表された。
かなり期待感があったが、中級機ということになるのであるが、上位機に匹敵するようなスペックだ。驚いたのはA/Dコンバータが22ビットだということだ。16ビット以上のサンプリングレートがあればかなりの階調再現が期待できるというものだ。しかし、画素数からして今回搭載のCCDはどうもD200と同じSONY製10.2MPixelと推定される。以前噂ではソニー製ではなかったような気がしたが、結局コダックの安定供給不安があり、こちらに落ち着いたものと推定される。心配な点はD200のときにあったローパスフィルターの適正だと思う。それとピクセルサイズが小さいことに伴うダイナミックレンジの小ささと感度が悪くなった分のノイズの処理をどう解決したかである。当然ことであるが長時間露光特性が非常に気になるのである。それと赤外線カットフィルターの特性というか外しやすいかという点である。改造がし難い構造だと天体写真には向かないので、SRシステムが災いしなければいいのだがと思うのであった。
いずれにしても、今回のK10Dのスペックはかなり技術的にもテンコモリであり、素晴らしいの一言に尽きる。久々にペンタックスしてやったりという感じだ。まあ、実際にはどんな印象に仕上がっているか楽しみである。
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