シグマEX30mmF1.4DC HSM
SIGMA EX30mmF1.4DC HSMはAPS-Cサイズ用標準大口径レンズとして登場したシグマの意欲作であるが、購入して使ってみると期待外れもいいところのレンズである。星を撮るにはお勧めできないというのが結論である。
周辺像だけを見やすく並べてみた写真を絞りの順に並べた。右上からF1.4->F1.8->F2.8->F4.0の各像を示す。もう少しいい像を示すかと思ったが、感想をいうとがっかりしてしまった。結局周辺像の乱れが期待していたよりも激しく、星の写真では使い物になるには結局F4.0まで絞らないと使い物にならない。こんなものなら、大口径レンズはいらないから、F2.8でしっかりした像を結ぶレンズの方がマシである。やはり、フランジバックが長く明るいレンズはやはり難しいのだろうか。
この写真は光害地での撮影でかぶりと開放で撮影したので周辺減光が激しいが、拡大しなければ結構いい像ともいえなくもない。先のコメントと矛盾するかも知れないが、まあ、2Lくらいまでなら難なく使えるという感じである。ただし、大伸ばしはやばいという感じがする。以上、あくまで星を撮影するという厳しい条件だから、辛口コメントになったが、恐らく一般的な写真では関係ないかも知れないレベルなのかも知れない。
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