GEMINI L4
本日10/30は北関東は生憎雨になってしまったので、観測はお休みです。(::)
今回のホームズ彗星のクローズアップ写真の撮影に活躍している機材を紹介しておく。
私のホームページの機材紹介コーナーにすでに載せているので、メインページから辿っていけば紹介済みなのですが、ロスマンディG-11赤道儀にミードのSN-10が載っている。SN-10を純正赤道儀に搭載するには如何せん力不足で、購入した当時はタカハシのEM-200Bに搭載していた。この赤道儀でも非力で結局手放して手に入れたのがこのG-11である。大きさ・重量共にEM-200と大して変わらないが、赤道儀の剛性が全く違う。EM-200より明らかにワンランク上のクラスになる。値段は自動導入のGEMINIが付いているので正規輸入店であるジズコ(テレビュージャパンのこと)から買ったものであるので、実売価格は55万くらいだったので多少?アメリカより高かったが正規ルートで買ったものである。
当時GEMINIのROMはL3であったので、L4に換えたくて、テレビュージャパンで昨年相手にしてくれなかったので、今年日本に売ってくれるお店を漸く見つけて、自分でカナダから個人輸入して取り付けたのである。ROMの値段は送料込みで約1800円であった。実に良心的で安い。支払いはPayPalで行ったので、Webでクリックして到着までたったの1週間であった。実は取り付けて1か月以上経つが、このホームズ彗星騒ぎがなかったら、テストせずに今年を過ごしていたかも知れないのであった。今回、いきなりの本番での使用であったが、メニューや機能が変更になったところがあったのであるが、旧バージョンと大きく変更があった部分もあるが、如何せん使っていないので、覚えるほどつかっていないこともあってかすんなりと新しいバージョンを何となく使っている。メニューや機能が増えたが、起動速度の向上やメニューの見直しでより使いやすくなった印象がある。
ROMの交換は写真のようにICソケットに刺さっている旧ROMを外して、新ROMと交換すればOKである。最初の起動時に赤道儀の指定を変更すれば、あとは次回からG-11用としてGEMINIが起動する。L4から今までサポートしていた赤道儀以外のものも設定可能で、専用DCモーター?が取り付けられれば、自作の赤道犠だろうが他社の赤道儀だろうがGEMINI仕様にできるようになった。ビクセンのSkysensor2000がなくなった現在、DCサーボ方式の自動導入システムとして汎用性のあるコントローラシステムとしてGEMINIが広く普及することを1ユーザーとして願う次第である。
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