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17 April 2009

Explore Scientific™社

2008年に創業したExplore Scientific™社からいよいよ製品が出始めた。同社の社長はScott Wayne Roberts氏である。彼は元ミードの副社長という経歴の持ち主である。小惑星15779にもなっている。
Splashdownbtm
同社からまずは凄いという感じのアイピースが発表された。見かけ視界100度の焦点距離14mmのウオータープルーフ窒素充填仕様のアイピースだ。窒素充填アイピースという仕様が凄い。これで内部が曇るのがかなり抑えられるでしょうね?。
Comethuntertelescope1
それから、15cmF4.8焦点距離731mmマクストフニュートン望遠鏡(鏡筒重量約7kg)が出た。これはコメットハンターという名称が冠されていて、往年のコメットハンターが活躍した時代のスタンダード口径サイズであった15cmというスペックの望遠鏡である。これに同社の100度アイピースを使うと52倍実視界1.9度と物凄く彗星観測にはいい按配の倍率と視野であると思うスペックの望遠鏡だ。
この15cmはレビー彗星発見者で有名なDavid H. Levy氏のサポートを下に作られていて、この15cmも恐らくそうような背景から彗星発見にちょうどいいシステムとして企画された製品だということが伺える。また、同社の製品に経緯台があり、この形式の経緯台はコメットシーカーとしては有名な形式の経緯台であることからも、同社はかなり彗星仕様の望遠鏡と言えよう。
その他小型EDレンズ仕様の屈折望遠鏡、双眼鏡やスポッティングスコープも販売されている。恐らくほとんどの製品が台湾当たりのメーカー製で、あちこちのOEMを手がけているメーカー品の同社向け仕様品だと思うが、どうなんだろう。
今後、この100度のアイピースはシリーズ化されて出てくるから楽しみである。値段も6/30までは399ドルとお値打ちである。

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